アスマン式通風乾湿計　AL

特長

アスマン式通風乾湿計は、再現性の良い点で相対湿度の標準として高い信頼を得ています。

携帯・設置が簡単で、難しいメンテナンスを必要とせず、長期間安定した正確な測定が可能なため、湿度計測において基本の計測器として広く利用されています。

本製品は環境配慮の観点から、ガラス温度計に従来の水銀温度計を使用せず、アルコール温度計を採用しました。

■　水銀レス

　　近年「水銀に関する水俣条約」に伴い、各業界で水銀レス製品への移行がおこなわれています。

　　本製品は従来の水銀温度計に代わり、アルコール温度計を使用し、水銀温度計と同等の機能を実現しました。

■　乾湿球湿度計の原理と種類

　　乾湿球湿度計は二本の同種・同型・同体の温度計を並べ、一方の感温部を水で湿らせたガーゼなどで包みます。この湿らせた方の温度計を湿球、もう一方の温度計を乾球と呼びます。

　　湿球は、水の蒸発による気化熱によって温度が低下します。これを利用し、乾球温度と湿球温度から公式によって相対湿度を導くのが、乾湿球湿度計の原理です。

　　この乾湿球湿度計には、「通風乾湿球湿度計」と「簡易乾湿球湿度計」とがありますが、通常「乾湿球湿度計」というときには「通風乾湿球湿度計」を指します。

　　通風乾湿球湿度計において肝心な点は、正確な測定をおこなうためには湿球の感温部に適当な通風が必要なことです。

　　本製品はAC／DC電源方式であり、単1形電池2本でファンを連続20時間稼働させ、3m/s以上の風速で正確に通風をおこなうことができます。

説明

■　測定範囲が－30～50℃（補助目盛付、1目盛：0.5℃）の製品は注文製作品です。

　　こちらからお問い合わせください。

■　対の温度計との度間を合わせるため、温度計を交換する場合はセット（2本）のご購入をお願いします。

　　温度計1本のみ交換の場合、対の温度計との度間が違う場合もあります。

■　（一財）気象業務支援センター検定付は対応不可です。

仕様

※注文製作品で温度範囲－30～50°C（1目盛0.2°C）もご用意できます。
　詳しくはこちらからお問い合わせください。

※モータ寿命が長いブラシレスモータ仕様ももご用意できます。
　詳しくはこちらからお問い合わせください。